実施内容

実施内容1 被験者リクルート促進体制の構築

目的

シーズの開発促進を目指し、
迅速に症例集積が可能な体制を構築すること

全体計画

拠点間連携のもと、症例集積にも利用可能なEDC※1を用いた拠点間被験者リクルートシステムの構築を行います。リクルート範囲を広げるため拠点内ネットワークの構築を実施し、早期の症例集積をめざします。

各拠点担当者から構成されるワーキンググループを定期的に開催し、シーズの選定、懸案事項等に関する検討を行います。

※1 EDC:臨床試験や臨床研究などで、データを電子的に収集するシステムのこと。
EDCはElectronic Data Captureの略。

実施シーズ(拠点間ネットワーク)

シーズ名 代表拠点
筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する
肝細胞増殖因子を用いた新規治療
東北大学
BIM遺伝子多型を有しEGFR-TKI耐性を示すEGFR遺伝子変異性肺がんに対するボリノスタットとゲフィチニブ併用の多施設共同臨床第I相試験 名古屋大学
蛍光診断内服薬と高感度蛍光診断システムを用いた中皮腫の診断精度向上のための臨床研究 北海道臨床
開発機構
核酸医薬による遺伝性パーキンソン病の治療 大阪大学
ステロイド治療抵抗性の自己免疫性水疱症患者を対象としたRituximabの効果・安全性の探索的研究 慶応義塾大学
重症心不全患者に対するテイラーメイド方式心臓サポートネット開発 名古屋大学
RGM抗体 大阪大学
重症肺高血圧症の予後と生活の質を改善するための安心安全のナノ医療製剤(希少疾病用医薬品)の実用化臨床試験 九州大学

実施内容2 相互モニタリング体制の構築

目的

各拠点が質の高いモニターを配置し、自拠点のみならず拠点間での相互モニタリング・監査体制を構築すること

全体計画

専任のモニターおよび監査業務を行う人材を確保し、拠点間で均質なモニタリング及び監査業務が可能になるよう当該人材に対して教育を実施します。専任モニターによるモニタリングを行い、その後監査担当による相互監査を実施します。各拠点担当者から構成されるワーキンググループを定期的に開催し、シーズの選定、懸案事項等に関する検討を行います。

相互モニタリングWG ~臨床研究の信頼性確保~

イメージ写真1

実施シーズ

シーズ名 代表拠点
新規免疫抑制剤療法を併用する
臨床膵島移植技術の開発
東北大学
BIM遺伝子多型を有しEGFR-TKI耐性を示すEGFR遺伝子変異性肺がんに対するボリノスタットとゲフィチニブ併用の多施設共同臨床第I相試験 名古屋大学
重症心不全患者に対するテイラーメイド方式心臓サポートネット開発 名古屋大学

実施内容3 共有リソースの活用

目的

共有可能な拠点リソースの有効活用によるシーズ開発の加速をめざし、拠点リソースの共有システムを構築すること。

全体計画

各拠点は自拠点の人材や設備などのリソースを双方向アクセス可能なシステムに登録し、オンラインカタログ※2を整備します。またシーズ開発を加速するため細胞プロセッシングセンター(CPC)※3など共同利用が可能なリソースを有効活用します。各拠点担当者から構成されるワーキンググループを定期的に開催し、CPC共同利用シーズの選定、懸念事項等に関する検討を行います。

オンラインカタログの整備共有リソースの利用

Aコンシェル

※2 構築したオンラインカタログ
(通称Aコンシェル)は
橋渡し拠点間で公開中

イメージ写真1

実施シーズ(CPC共同利用)

現在選定中

※3  細胞プロセッシングセンター(CPC):細胞治療や再生医療に用いられるヒト細胞・組織の培養や加工、製造を行う施設、CPCはCell Processing Centerの略

橋渡し研究加速ネットワークプログラム ネットワーク構築事業 事務局 東北大学ネットワーク事務局
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